
住宅購入に後悔する、最悪のシナリオとは?
マイホームを購入した結果、
このような状況に陥っていく方は決して少なくありません。
「毎月の家計費が圧迫されてきたので、ちょっと支出を削減しよう・・・」
「支出を減らしても苦しいので、生活レベルを落とさなくてはいけなそう・・・」
「購入前よりも生活レベルを落としたけど、子供が大きくなってきたので
まとまった教育費を払うのにお金が足りなくなりそう・・・」
「家計が苦しい、これ以上ローンの返済を維持することが難しくなりそう・・・」
「でも、せっかくのマイホームを売却したくはない、
いったん別の安いところに引っ越して、賃貸に出せないだろうか・・・」
このように、坂を転げ落ちるように厳しい状況に陥って、
せっかく買ったマイホームに住めなくなるシナリオは避けたいものです。
▼鈴木さんにとっての最悪のシナリオは・・・
その日の鈴木さんは、
安らかな表情で眠っている奥さんと子供の寝顔を見ながら、
「もし、会社の同僚がうらやむほど豪華なマイホームを購入できたとしても、
毎月の住宅ローンを返済できないような状況になったら、どうなるだろうか?」
と、万一の場合の自分を想像して、具体的なイメージを拡げてみました。
このような事態に陥ると、時間とお金がかかるだけでなく、
精神的な負担もかかってくるなぁ・・・
▼まずは、引越をする・・・
もうやむをえないので、今よりも小さな所へ引越しをしよう。
売却するのが良いのか、賃貸に出すことはできるのか。どちらが良いのだろう?
▼それから、賃貸に出す?
貸せるには貸せるようだが、ローン返済額+税金以上の賃料はとれない・・・
持ち出しになる上、自分達の住む新しい場所の賃料が上乗せになる。厳しそう。
▼仕方なく、売却に出すと・・・
売却をしようとしても、なかなか買い手がつかない。
買い手がつかないと、売却できないので値下げせざるを得ない。
すると売却できる価格が、住宅ローンの残高を下回ってしまう。
差額を補うために、多額の一時金を持ち出さなくてはいけなくなるかも・・・
このように、購入したマイホームを手放さなければいけなくなり、
さらには、持ち出しが生じてしまうような最悪のシナリオだけは
避けたいものですね。
つまり 「自分にとって適切な予算」 を決めて買い物をすることが
非常に大切なことだといえます。
【家を買う前のワンポイント】 周辺の家賃相場の下限を意識する
ファイナンシャルプランナーである私(白鳥光良)が住宅ローンを組んでマイホームを購入したときも、
最悪のシナリオにおちいる可能性はないかどうか、自然と考えていました。
「もし住宅ローン返済が苦しくなって、賃貸に出した場合、
入る家賃の範囲で返済ができるか?」
を考えたところ、住宅ローンや管理費などのランニングコストは月12万円前後になる
のに対して、周辺の家賃相場(同じ広さ)の下限は月15万円前後。
その数字を見て、安心できました。
「周辺の家賃相場の下限」は決断前に確認しておくことをオススメします。
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