物件に関する「3つの不安」と向き合う

環境の不安 ~ 駅からのアクセス


鈴木一郎さんは、社会人になって仕事でクルマに乗る機会が増えてから、
歩くのが億劫に感じることが増えました。5分歩くのも避けたいです。

一方、奥さんの由美子さんは、学生の頃に山歩きが好きだったこともあって
長く歩くことは苦にならず、最近はブームに乗ってジョギングも始めました。

そんな一郎さんと由美子さんが、理想的なマイホームの話をしていると、
「駅からの距離」についてはどうしても対立してしまいます。

そこで、住宅購入相談に強いファイナンシャルプランナー
駅からの距離の考え方や注意点について聞いてみました。


「一般に、駅からの距離が近いほど物件価格は高くなっていきます。
 ただし徒歩5分を切ると、あまり大きな違いはなさそうですね。

 駅から徒歩圏の物件は古くなっても一定の需要があるので、
 たとえ購入する時の予算がやや高めになったとしても、
 資産価値の下落が一定の水準で止まりやすいメリットがあります。

 様々な希望条件のうち「駅からの近さ」の優先順位を落とすと、
 ほぼ同じ建物に住むにしても500~1000万円の予算を削減する
 ことは難しくありませんので、他の条件で満足度を上げることができます。

 たとえば「部屋数が多くて、広い家に住みたい」という希望が強い方は、
 駅からの距離の優先順位を落とせば、手頃な予算で理想のマイホーム
 購入が実現できるかも知れません。

 駅からの距離表示に関する注意点として、販売図面では、

 ・信号の待ち時間
 ・踏切の待ち時間
 ・歩道橋や坂の上り下りにかかる時間


 などは考慮しなくて良いこととされています。

 実際歩いていなくても、不動産業界では
 「80mを1分」として時間を表示して良いことになっていますので
 表示されている時間よりも長くかかるのが一般的です。

 ですから、一度はしっかり駅から歩いてみる必要があります。
 それにより周りの環境を肌で感じることもできますし、
 さらには周辺環境の問題点を発見できる場合もあります」


鈴木さんは、ファイナンシャルプランナーの話を聞いて、

 「この予算の範囲で、広いリビングと子供部屋を確保するには・・・
  オレの趣味に『ウォーキング』を加えるだけでいいのかも!」

と、頭の中の電球がピカッと光ったのでした。

【家を買う前のワンポイント】 あまりにも芸術的な図面に注意

物件の「良いところ」「メリット」「セールスポイント」は、
図面やパンフレットには目立つ文字で書いてあるものです。

一方、「悪いところ」「デメリット」「注意点」については、
スペースの限られた図面からは省略されていることもありますし、
小さい文字で書かれていることもあります。

先日、都内の駅から近い中古マンションの図面を眺めていたら、
「内装全面リフォーム済み」のピカピカの設備の写真が何枚もあって
それにしては明らかに割安感のある価格帯だったので、

 「どのくらいの築年数だろう?」

と思って図面を隅々までぐるっと見たら……3周探してやっと発見!

ちょうど盲点になりそうな場所に最小フォントの文字のかたまりがあって
目を凝らして見ると「建築年:昭和51年」とありました! 芸術的です (^o^;

最終的には、不動産業者から渡される「重要事項説明書」に書かれている内容を、
しっかり読み解く必要があるのですが、まずは図面に記載された情報の中で
デメリットや注意点にも気付けるようにしたいものです。


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私自身も、2011年に住宅ローンを組んで家を買う経験をしましたが、お金や物件など具体的な不安と向き合いながら決断するプロセスは、知識があっても相当しびれました。弊社内に身近に信頼できる専門家がいて、いつでも質問できる状態があったからこそ、最終的に後悔のない購入ができたと感じます。重要なポイントは「人気の物件」ではありません。自分に合った家を買う覚悟と、それをサポートしてくれる人の信頼性でしょう。(住まいと保険と資産管理 代表取締役 白鳥光良)