
物件探しから引き渡しまでの流れ
鈴木さんは以前、高校卒業後からずっと地元の不動産会社で
仕事していてその分野に詳しいという親戚の23歳の女の子に、
「物件を探し始めて、購入して、住むまでの流れってどうなってるの?」
という質問をしてみたところ、
「それってチョーカンタン! 図面たくさん見て気になる物件を回ってー、
カイツケ入れてウリヌシからOKでたらー、カリシンサとおして
テツケ用意してもらってジュウセツやってバイケイかわしてー、
ローンほんもうしこみしてキンショウ済ませておいてー、
最後にケッサイヒキワタシして終了・・・みたいな?」
とまくし立てられて、女子高生の会話よりも意味不明だったことがありました。
ここでは、マイホームを購入する手続きの全体像を確認しましょう。
家を買う手続きの全体像
【1】 物件探し
↓
【2】 不動産購入の申込み
↓
【3】 重要事項 (じゅうようじこう)の説明
↓
【4】 不動産売買契約の締結 (ふどうさん・ばいばいけいやく・ていけつ)
↓
【5】 住宅ローンの申込み
↓
【6】 金銭消費貸借契約 (きんせん・しょうひたいしゃく・けいやく)
↓
【7】 決済・引渡し (けっさい・ひきわたし)
抵当権の設定 (ていとうけんのせってい)
ここからは先は、物件を探し始めてから、最後の引渡しが
完了するまでのストーリーを1つずつ追ってみましょう。
【家を買う前のワンポイント】 どうしてこんなに複雑な流れなの?
不動産って、どうして購入時の流れが圧倒的に複雑なのだと思いますか?
あえて理由を1つに絞れば「あまりに金額が大きいから」です。
数千万円の住宅を購入するためには住宅ローンを組む必要があるので、
購入の手続きを「契約」と「決済・引渡し」という2ステップに分けて、
その間に「住宅ローンの申込みと契約」を済ませておくことになりますし、
お金を貸す銀行が不動産を借金のカタに取る「抵当権の設定」も行います。
また、金額が大きいのでトラブルを避ける「重要事項の説明」も大切です。
家を買う流れについて、1つ1つを覚える必要はありませんが、
「その手続きには、どんな目的があるか?」だけでも頭に入れておくと、
購入の手続きにおいて後悔する確率が減るでしょう。
※このサイトの内容は一般的なもので、実際には個々の判断が必要になります。さらに具体的なレクチャーや相談を希望される方は、当サイトを運営する弊社宛に「住宅購入の相談を予約したい」とお電話(0120-374-849、平日10時~20時)を頂ければ、東京本社などでの初回45分3000円(税込)の相談が予約できます。