家を買う「手続きの全体像」を把握する

重要事項説明(ジュウヨウジコウセツメイ)


あなたがとても気に入った物件、購入申込書に端数切捨ての
2700万円を記入して「エイヤッ」とFAXの送信ボタンを強打したところ、
半日後には売主さんからOKが出たとの連絡が担当者よりありました!

・・・と思ったら、すぐ1週間後が契約の予定日となって焦りました。

不動産取引の「重要事項説明(ジュウヨウジコウ・セツメイ)」と
売買契約(バイバイ・ケイヤク)は同じ日におこないます。
場所は宅建業者(たっけんぎょうしゃ)の事務所です。

あなたは、希望と不安を胸に、担当者から言われたとおり
現金200万円と実印を準備していきます。

1つのテーブルに、宅地建物取引士(タクチタテモノ・トリヒキシ)、
営業担当者、売主さん、そして買主のあなたが座りました。

宅地建物取引士証(タクチタテモノ・トリヒキシ・ショウ)
の提示を受けて、いよいよ重要事項の説明が始まります。

▼チンプンカンプンな申送り事項・・・


重要事項の説明は、長い場合は2時間近くかかる場合も珍しくありません。
逆に、まったく理解できない専門用語の連続をあっという間に読み流され、
30分程度で終わってしまうケースもあります。

いずれにしても、その間に集中力が切れてしまうこともあるでしょう。

そして、最後のページを開いたところで、今まで聞いたことがない
申送り事項(モウシオクリ・ジコウ)が羅列されています。 例えば、

地積更正登記(チセキコウセイ・トウキ)は行わないこととします。
解体等の費用は買主負担とします。
擁壁補修費用(ヨウヘキ・ホシュウヒヨウ)は買主負担となります。
地中基礎(チチュウキソ)が越境(エッキョウ)している可能性があります。
将来同規模の建物が建築できない場合があります。
再建築の際には制限を受ける場合があります。
従前は競売により売却されています。
容積率がオーバーしています。

これらを棒読みするような説明を聞いていても、
どういう問題が起こるのか、それとも起こらないのか、
わからないまま、どんどん次の項目が読み上げられていきます。

隣の奥さまと目を合わせ( 大丈夫だよね…?)と
会話にならない会話をしているうちに、最後まで到達します。

 「では、ここに署名・捺印をお願いします。」

そう促されて、実印は手にするものの、
(押してしまっていいのだろうか・・・) との疑念を抱き、
これらの申送り事項について質問をすると、

 「大丈夫ですよ。 問題ありませんよ。」

担当者も、宅地建物取引士もこのように返してきます。

(ちょっと不安だけど、本当に問題ないのだろうか?)

自分の心の中のざわめきを感じながら、一方で
そのざわめきを無理やり押さえ込もうとしている自分に気付きます。

【家を買う前のワンポイント】 できる限り「重要事項の事前説明」を受ける

重要事項説明書は「契約までに説明すれば良い」ということになっていますが、
契約を交わす直前のジュウセツで初めて耳にするようなデメリットを言われても、
そこで「やっぱり考え直します!」というのは現実的には恐ろしく困難です。

購入の申込みから契約日まで限られた時間しかありませんが、
できる限り事前に「重要事項説明書(案)」を何らかの形でもらって
検討することをおすすめします。
担当者に会って詳しく説明してもらうのが理想ですが、
メール添付で書類をもらって担当者と電話で話すだけでも意味があります。

あなたの希望に応じて重要事項の事前説明を丁寧に行ってくれる不動産業者
からマイホームを買いたい人は…このサービスの利用をオススメします!


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私自身も、2011年に住宅ローンを組んで家を買う経験をしましたが、お金や物件など具体的な不安と向き合いながら決断するプロセスは、知識があっても相当しびれました。弊社内に身近に信頼できる専門家がいて、いつでも質問できる状態があったからこそ、最終的に後悔のない購入ができたと感じます。重要なポイントは「人気の物件」ではありません。自分に合った家を買う覚悟と、それをサポートしてくれる人の信頼性でしょう。(住まいと保険と資産管理 代表取締役 白鳥光良)