
住宅ローンの申込みから承認まで
不動産の売買契約が完了したあなたは、
「あっ、そもそも住宅ローンが借りられなかったらどうしよう!」
と、急に不安になってしまいました。。。
・・・というような事態に陥ることは、さすがにないようにしましょう (^o^;
通常は、住宅ローンの事前審査(じぜんしんさ)が通った後で
契約日を迎えますので、そこまで不安にはならないはずです。
ここでは、住宅ローンの貸付承認(かしつけしょうにん)が
降りるまでの流れを確認しておきましょう。
1.事前審査 ジゼン・シンサ
住宅ローンの本申込みをする前に、無料でカンタンに行われる、
形式的な審査を、「事前審査」または「仮審査」といいます。
正確性よりもスピードを重視した審査のため、
購入申込みから売買契約までの間に行うことが多いです。
業界用語で属性(ゾクセイ)と呼ばれる、本人の収入や勤務先や
個人信用情報(ローンやカードの利用に関する事実)などを
総合的に評価するデジタルな審査が中心です。
この段階ではまだ詳しい証明書類を出す必要もなく、
2つや3つの銀行に依頼することもできます。
買主と売主が共に安心して契約日を迎えるために、
1つは事前審査を通しておくべきでしょう。
2.借入申込み (本申込) カリイレ・モウシコミ
ローンの本申込みは売買契約の直後に行うことが多いです。
そして、通常は1週間から10日前後で結果がでます。
不動産会社が提携する金融機関以外での申込みも
自由にできますが、その際には申込みから融資実行までの
スケジュール(=決済日に間に合うかどうか)について
事前にチェックしておくことが不可欠です。
3.貸付承認 (審査・融資決定) カシツケ・ショウニン
融資比率(ゆうしひりつ)・返済比率(へんさいひりつ)・
物件の担保価値(たんぽかち)などが審査されて、
いくらの融資が受けられるかが決定します。
万一、審査が通らず融資を受けられない場合ですが、
売買契約において「ローン特約」を結んでおけば
ペナルティーなしで売買契約を解除することができます。
もし予定していた額が借りられない場合に、いつまでなら
白紙解除できるのかを確認しておくことが大切です。
【家を買う前のワンポイント】 住宅ローンの選び方
優遇幅の大きい変動金利のローンを利用するか、
フラット35などの長期固定金利のローンを利用するか、
住宅ローンを選ぶ際は 「変動か、固定か」 が最大の悩みどころです。
どちらの方が絶対によいと断言することは決してできませんが、
金利が上昇した場合のシナリオ(いつから上がる? どのくらい上がる?
変動で借りた場合には、繰上げ返済など金利を減らす対応策はある?)
をリアルに考えておくことが極めて重要です。
なお、住宅ローンについて研究したい方は「住宅ローンレシピ」がおすすめです。
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