
重要事項説明における注意点
ここでは、あなたがマイホームを購入するにあたっての
最大の注意点を改めてお伝えします。
もし、あなたが売る側の立場だった場合、
物件に魅力を感じてスムーズに買ってもらえるように、
「都合の悪いところは・・・できるだけ伏せておきたい」
と思ってしまうのが人情(?)のような気がしませんか?
そして、デメリットが小さなものに感じられるように
様々なメリットを一生懸命にアピールしたくなりますよね。
そう、 売る側の立場はメリットを中心に伝えてくるものです。
でも、あなたが後悔のない住宅購入を実現するうえで重要なのは、
一見しただけでは分からないデメリットに注目することです。
▼重要な事項を「重要でない」ように伝えられる?
決して無視できないデメリットについて、
買主がよくわからない状態のまま、契約日に初めてその説明を受けて、
なぜか契約の締結が完了してしまうケースも、少なからずあります。
「でも、重要事項説明の際に必ず気づくから、大丈夫じゃないの?」
と思われるかもしれません。
【ステップ2】 物件に関する「3つの不安」と向き合う「機能の不安」のところで
『「重要事項説明書」に書かれている内容を、しっかり読み解く必要があります。』
『落とし穴は後で触れます』 と書きました。
その「落とし穴」とは、
「重要な事項を 『重要でない』 ように伝えられること」
なのです。
具体的にどういう伝え方をされるのかは・・・次のページをどうぞ!
【家を買う前のワンポイント】 相場よりも明らかに安い物件の注意点
私(白鳥光良)が2011年に中古マンションを購入した際には、
真剣に検討する物件を絞り込むまでに何十枚もの図面を見たのですが、
特定の地域のいくつもの物件を眺めていると、
「おっ、この物件の㎡単価(ヘイベイ・タンカ)、相場よりも安いなぁ!」
というものが時々ありました。 でも、そういうマンションの
販売図面をよく見ると、大抵はかなり小さい文字で
「定期借地権(テイキチャクチケン)」
「借地料(シャクチリョウ)」
などと書かれていました。 つまり、建物の見た目は同じマンションでも、
土地の部分は完全な所有権ではない訳です。
定期借地権つきのマンションそのものは、
(特に安さを求める人には)一定のメリットもあります。
しかし「借地期間が終了した後はどうなるのか?」などを
十分に理解することができなければ、買うべきではないでしょう。
(私は、そのリスクを十分に理解し覚悟した上で
定期借地権つきマンションに購入申込を入れたことがありますが、
希望の指値が通らなかったので見送りました。)
これをお読みのあなたは、安さに飛びついてから、重要事項説明の場で初めて
「この物件に借地権が付いていることはご承知ですよね?」 と言われて、
「えっ、それってデメリットだったの? 聞いてないよー!」
ということがないように、明らかに割安な物件があったら、
まずはその理由を発見して理解するように務めましょう。
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