
おわりに
これを知らずに、家を買うな!(略称:コレイエ) の
はじめに ~ マイホームを購入する際の心構え に登場した
鈴木さんと営業マンのやりとり、覚えていますか?
鈴木さんは、
「もう他の区画は売れてしまっていて、後は残りここ1 つですよ」
という担当者の言葉を聞いて、
うーんと悩んでしまいました。 さらに、
「申込みだけ入れていただければ、1 週間は大丈夫です。
キャンセルしても、申込金は返金しますから」
このような、販売業者側に主導権がある進め方に乗ってしまうと
不必要な営業や煽りを受けて完全に冷静さを失ってしまい、
終着点が「後悔」のベルトコンベアーに乗る可能性があります。
そして、
× トラブルの解決に時間をかけなくてはいけなくなった
× まともに住めるように、修繕にお金をかける必要が生じた
× とうとう売却しなくてはいけなくなった
というような状況なってしまうと、
予定していた以上の費用・時間・労力を掛けることになり、
さらにはライフプランの大幅な変更をせざるを得ないこともあります。
そうならないために、あなたは何をしたらいいのでしょうか?
きわめて重要なことは、何度でもお伝えさせて頂きます。
「人気の物件を手に入れるべき」 という幻想は捨てましょう。
「自分に合った物件を、納得できる価格で買う」ことが大切と認識しましょう。
そして、あなたが主導権を握って住宅購入を進められるようにしましょう。
あなたの意向を尊重してくれない強引な営業マンとは黙ってサヨナラしましょう。
メリットは誰にでも見える一方で、リスクが見えにくいのが不動産です。
できるだけ早めに想定できるリスクを1つ1つ理解したうえで、最終的には
「これ以外のリスクが生じたら仕方ない」と覚悟する必要があります。
あなたが望むライフプランを理解して住宅購入をサポートしてくれる人
あなたが購入を検討する物件のリスクについて親身に考えてくれる人は、
住宅購入のパートナー(担当者)として大切にしましょう。
あなたが望むライフプランの実現に向かうことができる、
あなたに合ったマイホーム購入の実現をお祈り申し上げます。
【家を買う前のワンポイント】 マイホーム購入後、実際に住んでみて…
私が2011年の春に購入したのは、決して 「人気の物件」 ではありませんでした。
あるリフォーム済みの中古マンションが、
販売開始から4~5ケ月経って200万円ほど値段が下がってもまだ
売れ残っていたもの・・・でも、それは 「自分に合った物件」 でした。
2011年3月11日の16時から1回目の内見をする予定だったのが、
東日本大震災によりエレベーターも止まってキャンセルになったのですが、
まだ余震が残る翌週に内見したところ「価格の納得感以外はOK」の物件でした。
そこで、中古マンション編の【ワンポイント】に書いたような交渉を経て、
契約に進むことになりました。
それから実際に住んでみた結果としては・・・とても満足しています。
東京の文京区内で10年住んだ千石から、白山へと引越したのですが、
1ヶ月あたりの実質的な住居コストは少し下がったにも関わらず、
「住居全体のスペースが2割ほど広くなった」
「リビングの日当たりが大幅に良くなった」
「駅7分 → 駅1分、と利便性が高まった」
などによって、明らかに生活の質が高まったからです。
「人気はなかった(そのとき売れ残っていた)けれど
自分に合った物件を、納得できる価格で、自分のペースで買った」
という決定をして本当に良かったと、いま心から思います。
私と同じようなプロセスで、あなたのライフプランに合ったマイホーム購入を
じっくり進めていきたい方は、弊社が運営する住宅購入相談サービスの
初回相談だけでもご活用いただけると嬉しいです。
最終ページの最後までお読みいただいたあなたに、心より感謝いたします。
※このサイトの内容は一般的なもので、実際には個々の判断が必要になります。さらに具体的なレクチャーや相談を希望される方は、当サイトを運営する弊社宛に「住宅購入の相談を予約したい」とお電話(0120-374-849、平日10時~20時)を頂ければ、東京本社などでの初回45分3000円(税込)の相談が予約できます。